
こんにちは。
突然ですが、「ファイナンシャルアカデミー」という投資スクールをご存じでしょうか?
『投資スクール』で検索すると最上位に出てくる、最近話題のスクールです。↓

このブログを見ている人は「株アカデミー」に入ろうか「ファイナンシャルアカデミー」に入ろうかで悩んでいる人でしょう。
ファイナンシャルアカデミーの無料セミナーを受けてきたので、「株アカデミー」と徹底比較・検証していきたいと思います!
私が株アカデミーの体験セミナーにいった様子は
㊟なるべく中立な意見でいるように心がけますが、
- 私が株アカデミー受講生であり、ファイナンシャルアカデミーの受講生ではないことによる情報の偏りがあること
- 個人的に「株アカデミー」が大好きであること
が、評価に影響することはあると思います。あくまで個人的な意見であることをご理解ください。(なるべく中立、なるべく中立…)
【重要アナウンス】
この記事を読んだ後で、「それでも両方のセミナーに出てから決めたい」という人に、絶対に参考にしてほしい有益なアドバイスをしているので、絶対に絶対に見てくださいね(最後だけでも、ね)
株アカデミー、ファイナンシャルアカデミー徹底比較
そもそもですが、「株アカデミー」と「ファイナンシャルアカデミー」では、全く勉強内容やスタイルが違います。
大学受験で例えるなら、「株アカデミー」の勉強法は「志望校に合格するための方法を学ぶ」、ここでいう「志望校に合格=お金を増やす」です。
まだ年齢が若い人だと想像しやすいと思うのですが、「センター試験(共通一次試験)」って、〈早く解くための裏技やテクニック〉があるんです。教科書通りの解き方しても答えは導き出せるのですが、センター試験はスピードが勝負、合格を勝ち取るには裏技などの知識を持っておく必要があるということです。
ビックリされるかもしれませんが、その裏技さえ覚えていれば基礎の公式を知らなくても問題が解けちゃったりもするんですよ。そういうパターンがあるんです。
「株アカデミー」はこれに凄く似ていると個人的には思っています。株や投資についての知識がほとんどなくても、最低限のルールと対処法さえ理解していれば、パッと見ただけでどの裏技を使えばいいか判断できちゃうんです。
一方で「ファイナンシャルアカデミー」のセミナーを受けた印象では、「コツコツと参考書を勉強し、定期テストで高得点をとりつつ志望校に合格する」という勉強スタイル。高校1年生の時から真面目に勉強し続けて、定期考査でも常に良い成績を収めている子が志望校に入学するというのは想像しやすいですよね?このように大学受験でいうなれば、正攻法で攻めるイメージです。
「投資の世界は8割が負ける」と言われているが、それはちゃんとした知識を身に着けていないからであり、正しい知識と判断材料があれば勝てる2割に入れる、という方針です。
「勝つための手法を学ぶ」のか「投資を正しく理解した結果勝つ」のかの違いは大きいですよね。
それでは、さっそく細かく比較していきましょう!
価格、内容、サポートについて
まずは見やすいように比較画像を作ったのでご覧ください。
個人的に優位だと思う方を赤文字にしています。

まずは、7つの項目について。
①学ぶ内容について
「下山敬三のオリジナルの手法」を学ぶか「投資の基礎や、一般的な理論や分析方法を学ぶか」です。
②価格
価格については、両スクール共にどっこいどっこいです。セミナー来場特典を考慮すると株アカデミーのほうが少し安いです。
今回の件に関しては値段よりも内容を重視して欲しいのでこの記事では価格についてはあまり言及しないでおきます。
③商品内容
両スクール共に、WEB動画授業と、対面(通学)セミナーの合わせ技です。
基本の内容はWEBで受講し、応用やグループ取引を対面セミナーや教室という形で行っている部分は同じですね。
①推奨銘柄があるので銘柄選び不要
②シグナル配信で下山さんの取引がリアルタイムで丸見え!
(毎日14時45分頃、相場が閉まる前に下山さんの取引が一斉にメールされる)
①DVDセットなので、動画を見るのに通信費用がかからない
②株アカデミーにはない「教科書」で重点的に勉強できる
「株アカデミー」の場合、推奨銘柄があるのでそもそも銘柄探しの必要がないわけです。いうなればスタート地点で一歩先にいる感じです。
また、シグナル配信は「下山さんの今日の取引が見れる」と、すごく評判の良いコンテンツです。
一方で、株アカデミーには教科書というものが存在しませんので、参考書や攻略本が好きで徹底的に相場を理解してから取引をしたいという方は「ファイナンシャルアカデミー」の講義が合うかもしれません。教科書は…広辞苑ばりの分厚さでした。(メルカリで5~10万円で出品されていました笑)



④サポート
サポートに関しては「株アカデミー」の方が手厚そうですね。
「スタートアップサポート」は、証券会社の口座開設や取引方法(発注の仕方)などの超初心者のためのサポート。
メールサポートは無制限(内容によっては電話対応)
下山による電話コンサル、こちらは6回なので皆さん「いざ!」という時に使うみたいです。
⑤サポ―ト期間
株アカデミー12ヵ月に対して、ファイナンシャルアカデミー24ヵ月と、基本サポートは1年の違いがあります。
⑥期間終了後の継続
当然サポート期間内で完全にマスターする人もいれば、そうじゃない人もいますよね。ではサポート期間終了後の費用についてはいかがでしょう?
株アカデミーが月々897円(通い放題セミナーも継続)に対し、ファイナンシャルアカデミーは2年延長で189,000円。
続けやすいお値段か、というのは長い目でみて大事なことだと思います。
⑦WEB授業の量
個人的な意見ですが、WEB動画での基礎知識(インプットの部分)って少ないほうがシンプルで良いと思うんです。
この項目については、私は株アカデミーの動画の内訳を知っているので、客観性に欠けますが、株アカデミーの勉強動画はたった約4時間。
ですが、だからといってスカスカの情報かといったらそうではありません。ルールがシンプルだからそんなに動画がないんです。
その分毎回の演習講座や、実践講義など場数を踏むための動画はたくさんあります。(2013年のから毎月分)
一方ファイナンシャルアカデミーは約24時間を勉強のインプット動画に要するということです。
これって、一発で理解できれば24時間で済むかもしれませんが、理解が弱い人だと数回は見直したいですよね。
仮に3回、基本知識を入れるために動画を見直すとして、株アカデミーだと12時間、ファイナンシャルアカデミーだと72時間です。
取引内容、最低元本、本当に勝てそうな証拠は?

⑧扱うもの
株アカデミー : 信用取引、株価が上がっても下がっても保有株のバランスによって対処可能
ファイナンシャルアカデミー : 現物取引、基本的に上がらないと利益にならない、恐らく下がればロスカット
⑨最低元本
株アカデミーでは資金分割をするため30万円以上から始めるようになっています。
ファイナンシャルアカデミーは現物取引なので、資金に見合い、買い条件に合う銘柄さえ見つかれば少額からの投資も出来そうです。
⑩取引頻度
株アカデミーは「通常クラス」は1日1回、「特別クラス」は1日数回(デイトレ)を目指しています。(そんなに取引しなくてもOK)信用取引は最長でも半年で保有期限が切れるので、どちらかというと短期的な取引となります。
講師に聞いたところ、ファイナンシャルアカデミーは数か月から1年程度保有する中・長期的な取引であると聞きました。ちなみに先生はこの時6銘柄保有していたらしいです、保有していない時期もあるんだとか。注文をする周期は四季報が出るタイミングだそうです。
⑪講師
株アカデミーは、下山さんの手法がすべての教材の根源です。講師は下山さんのみです。
スタッフは下山さんのノウハウを学んだ人達なので、他のノウハウと混在することはありません。スタッフによって教える内容や言っていることが全然違うということはめったに起きないです。生みの親が最前線にたっているわけですから。
対して、ファイナンシャルアカデミーは予備校と同じく、いろんな先生が担当しています。また、カリキュラムを見る限り、内容は多くの研究がされている有名な理論やテクニカル分析なのでその先生独自の手法ではないと思われます。
本当の予備校のように、株を勉強した先生が生徒たちに教えています。
エリオット波動とかトレンドラインの引き方、とか本気で学べばネットにも出ている内容ですね。

⑫実績と証拠
株アカデミーの最強なところは、実績として口座を公開していることです。
下山さんに至っては取引中のリアル口座を公開しています。(冷静にやばすぎ)
こちらの記事で紹介されている山本さんの取引口座の画像…なかなかえげつないです。夢のような口座状況ですね。(実際こうなることも全然ありえます)
対して、ファイナンシャルアカデミーの実績や受講生の声はストーリー仕立てで紹介されているもの「本当なの?」「具体的にはいくら稼いだの?」という疑問は解消されないです…。(無料セミナーで何かしらの証拠提示を期待していたので、これはちょっと残念)
セミナーの素直な感想、どんな人にオススメ?

⑬両方の体験セミナーを受けた感想
原理や理由はよくわからないけど、本当に簡単に利益が出せることを体感できたと同時に、自分が勝ちトレーダーになっている姿が想像できた。
難しい言葉や専門用語がほっとんど出てこなかったので初心者的にはすごく楽だった。必要のない情報はすべて取り去り、勝つために必要な知識だけを学んで「波乗り投資法」をマスターしていこうという方針がズボラな私にはちょうど良かった。
逆に経験者の方は「確かにこれはすごい」と感動していた。
「銘柄選びの条件」に必要な3つのデータの分析方法を教えてもらい、知らなかった知識がたっくさん増えた。
ただ、ぶっちゃけると独自のノウハウは少なそうなので、独学で勉強しようとすればできる内容だと思う。(過去にバイナリーに手を出したことがあり、その時仕入れた知識に関する項目がいくつかあったので。あ、バイナリーは大負けしましたよ。笑)
情報量がすさまじいだけに、教科書も分厚い、おそらく講義も長くて濃密。しっかり学べる人にはとてもいい授業だろうけど、小中高と授業態度が最低の私にはきっと向かないだろうな…。
あまりの膨大な量に圧倒され、最初は「投資で勝つには投資を理解するのも必要だ!」という意気込みで参加したけど、最終的には「知らなくても勝てるなら知らなくていいや」、と思ってしまった。
補足(追記)
今更気が付いてしまったんですが…
株アカデミーの体験会では、利益確定をして含み損を差し引いた純粋な利益を計算して全員黒字を達成したんですね。
対するファイナンシャルアカデミーの説明では、うまいこと決済できれば利益になる、という含み益(利益を確定していない状態)の話をしていた。
ファイナンシャルアカデミー…理想論すぎるというか…、利益の確定が遅れて見ていない間に何かあったら結構大変なことになるんじゃ…。
⑭内容の違い
内容の違いは見ての通りです。
銘柄選びしなくていいのは本当に神だと思えてきた。
さらに株アカデミーは予想も分析も必要ない。今の株価と自分の持ち駒だけで判断するので、野暮な未来予想に精神を削ることはないのです。
とはいえ、ファイナンシャルアカデミーの銘柄選びも当たるようになれば楽しそうな気もしますよね。(複数銘柄を勝って、リスク分散するあたり、競馬や競輪に似ている気がします)
目のつけどころがそもそも違います。
⑮どんな人にオススメ?
(その代わり、長年通っても、株や投資の深い知識は特に身に付きません。私がそうです。)
「勝てるなら非常識な投資法でも構わない」、「投資の勉強?めんどくさい…」って人に。

「コツコツと書籍ベースで勉強するのが好き」、「チャートを見たり、いろいろ検証するのが好き」、「投資家心理なども勉強したい」って人に。
(追記)お金に詳しいエキスパートたち(竹中平蔵とか)が絡んでいるっぽいですが、彼らとの交流もしくは彼らからの新鮮な情報があったらいいですよね!(あったらもっと大々的に広告してると思うのでないのかもですね…)

結果
初心者含む「お金を増やしたい」人は「株アカデミー」がオススメです!
機関投資家になりたいとか、証券会社に働きたいとかいう野望がある人や、「投資の中身が知りたい」、「正攻法」を学びたいという人は「ファイナンシャルアカデミー」がオススメです。
それでも両方参加した人のために、有益なアドバイス(笑)
長い記事を最後まで読んでくださってありがとうございます。
アドバイスは何かといいますとね、
「両方のセミナーに出たいなら、まずファイナンシャルアカデミー、その後に株アカデミーに行け!」です。
理由は、特典(割引)の有効期間です。
ファイナンシャルアカデミーはセミナーに参加した後も特典の有効期限が長めですが、株アカデミーは短いです。
株アカデミーに先に行ってしまって、その後でファイナンシャルアカデミーのセミナーに行き、結局株アカデミーに入りたいとなった場合…
超大損することになるので…
真剣に悩まれる場合は参考にしてくださいね!

感想 株アカデミーってすごかったんだ…
この記事は、完全に客観的な意見でないことは重々承知なんですけど、やっぱり株アカデミーってすごいんだと思いました、改めて。
今回は本気で「他の手法も見てみよう」、「もしかしたら株アカデミーよりもいいスクールがあるかも?」、「何か知識を得よう」などと期待してファイナンシャルアカデミーの無料セミナーに参加したんですよ。
なのでなるべくファイナンシャルアカデミーの良いところも見るように努めましたし、すっごく真剣に話を聞きました。
それでも「あ、ここは株アカデミーのほうが良いな」、「それじゃ決済するの遅いじゃん」、「四季報の3,700社全部分析するのめっちゃ大変…」とか色々な考え(愚痴)が出てきてしましました。
こうやって外の世界を見てみると「どしようもなくなった人が集まる最後の場所が株アカデミーなのかもしれない」と思いました。
というか、私個人にはとっても合っているんだなと実感しました。
