無敗の下山トレーダー直撃!第六話「フリーターとラーメン屋。2人の株初心者の決断。」

「株アカ」マインドセット

下山トレーダー
どうもこんにちは、下山敬三です。

今日のお題は「フリーターとラーメン屋」です。

ちすぴー
よろしくお願いします! 序盤から全然わかりません(笑)一体どういうことなんでしょう?

以下、下山トレーダーが語ります。

私に関してはこの二つの単語は、非常に馴染み深いのです。

フリーターの選択

実は以前私は居酒屋を経営していました。焼き鳥居酒屋とか、そば居酒屋とか。

その中で雇っていたアルバイトさん達の中に、フリーターのDスケという人がいました。

私は給料を彼に払っているので、毎月Dスケにいくらの収入があるかっていうのはある程度わかっているわけでもですけれども、そのフリーターの彼が、ある日「彼女が妊娠したから結婚することになってしまった」と言いました。

「『しまった』じゃない。」と私は言いました。

「結婚おめでとう、妊娠もおめでたいことじゃない、そりゃ良かった」

ただし、私はお給料払ってるんでDスケの収入がどれくらいか、月30いったりいかなかったりぐらいだっていうことを、わかってるわけです。

だから「結婚して子供ができる」ってなった時に「大変だろうな」と思いました。

そこで良かれと思って「私は株で稼いでいて、それでお店をやったりしているし、よかったら株教えようか?」という話をしたんです。

(本当は教えたくなかった。だってDスケは週6入ってくれるフリーターですから。彼がもし株で稼げるようになったら、シフト入ってくれなくなるんじゃないかと思って、あんまり教えたくなかったんです。けど、普段すごい頑張って働いてくれたから、私は良かれと思って「株教えてあげようか」という話をしたんです。)

すると彼は「彼女とちょっと相談してみます」と言いました。

「まあ、そりゃそうだろう」と思って、私は返事を待ちました。

でもDスケの彼女は私はさぞ喜んでくれるだろう思っていました。

でも次に会った時でした。

「下山さん、この間の株の話なんですけれども、彼女と相談した結果、『そんなうまい話あるわけない、宗教の勧誘と同じようなものだからやめたほうがいい』と言われました。だから教えてもらわなくて結構です」と彼は言いました。

まあ、やるやらないは自由ですから。

ただ別に私は「教えるからいくらちょうだいね」とか「教えて儲かったらいくらちょうだいね」とかは言ったわけではありません。

普通に、純粋に、良かれと思って彼のことを心配して、教えようとしたのです。

それなのにそんな反応され「じゃあまあいいや」と思って、「余計なお世話だったかな」と思ってその話は終わりました。

ラーメン屋の選択

時を同じくして。

そのお店の常連さんで、ラーメン屋を経営している人がいました。

毎週日曜日に一人で飲みに来てくれる方で、いつも雑談してたんですけども、そのDスケの結婚の話が出たくらいの時に「うちの娘が大学に上がってお金がかかる。

で、下の娘がまだ高校生で、これから大学受験。またさらにお金もかかる」と言いました。

「それにやっぱりラーメン屋は景気に左右される。年齢も来てるし、いつまで元気にラーメン屋ができるかわからない……

私は困っている彼にも「株で結構稼いでるので、良かったら教えましょうか」と、良かれと思って言いました。

Dスケと同じように話を持ちかけたのです。そしたらラーメン屋は「ちょっと奥さんと相談してみようかな」という、Dスケと同じパターンでした。

しかしいつも毎週日曜日だけに来るはずのその常連さんは、翌日の月曜日に店に来たんです。

「あれ珍しいですねどうしたんですか」と私は言いました。

「奥さんと相談した結果、すぐに始めた方がいいと言われた。」

「ほう。」

「うちの嫁って強欲なんですよ」

「まま、いいんじゃないですか」

ちょうどその方はスマホに変えたばかりでした。株のことも全然わかんない人でした。

「まあ、大丈夫です」と私は言って、「こうやってこうやるんですよ」「こういう風にやるんですよ」と教えはじめたわけです。

それから1か月経ち、3ヶ月経ち、6ヶ月経ち、10ヶ月。

そのラーメン屋の人は、もともと150万円ぐらいで始めていたのですが、それを倍ぐらいにすることができました。

やっぱり教えてくれませんか?

そんなこんなしている時に…。

再びフリーターのDスケの登場です。

彼は毎週日曜日、そのラーメン屋の人と話をしていました。

Dスケは、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、10ヶ月、という期間、ラーメン屋のお金が増えていく様子をつぶさに聞いていたわけです。

で、10ヶ月で倍になった

「下川さんやっぱり、株教えて欲しいんですけど」

その時に私のところに来たんです。

「どうして?」

「いや、話を聞いたらすごい儲かるみたいなので」

お断りだね!

「俺が10ヶ月前なんて言われたか覚えてるか?

そんなうまい話あるわけがない、宗教の勧誘と一緒だぞって俺は言われたんだ!

……

……まあ、別に株をやんなかったからといって、別にマイナスになったわけじゃない」と私は続けました。

「おそらくこんないい話は今後ぜったいないと思うけれども、でも選択は自由だ。自分が決めた道を歩んで行けよ」といいました。

まとめ

で、結局私はDスケには実際本当に、株を教えませんでした。(私はそういう心の狭さは持ち合わせています。)

私は、どう考えても投資はやった方がいいと思っています。

Dスケにも言ったんですけれども「やらない意味が分からない」と思います。

でも別にやんなかったからといって駄目っていうことではない。

下山トレーダー
生き方はそれぞれ自由、選択肢は自由です。

ですが結果を見てから近づいてくるようは人には教えたくないです、お断りです。

それくらいの心の狭さは持ち合わせています。(二度目)

ちすぴー
今回もありがとうございました(笑)

下山さん…「結果を見てから来る人」本当に嫌いですよね…(笑)

でも、その分「信用してくれた人」には惜しみなくすべての知識を教えてくれます。

私たちも「信じる人」は慎重に決断しなくてはいけませんね。